入職から配属先に行くまで。
4月に入職をした後、臨床工学技士が関わっている部署の見学にそれぞれ1日ずつ行きました。
私の勤務先では、医療機器の中央管理をしているMEセンターのほかに、ICU、内視鏡室、アンギオ室(心カテやアブテーションの部屋)、透析室、手術室に関わりがあります。
それぞれの部署で行っている業務やその上で注意していることなどを教えて頂きました。
例えば、MEセンターでは返却された機器の使用後点検や定期点検、病棟などから依頼された修理の対応、外来でのペースメーカー患者への対応、病棟やICUで患者に装着されている、呼吸器やCHDFといった機器の管理などを行っています。
それぞれの部署で働いているMEにつながりを作ると共に、医療という現場に入ったこと、多職種連携の多さを実感することになります。
学生時代に勉強したことが根本にはありますが、やはり学生と現場との間には大きなギャップがあることは間違いないです。
学生の頃に頑張って学び、習得したものは現場にいる人にとっては考えなくとも瞬時に出てくる、といったものが多くあります。
もちろんすべての分野ではなく、配属された部署のものに関しては、という一面もありますが。
およそ1週間かけて見学をしましたが、どこに行っても感じたことは、コミュニケーションを取ることの大事さと、学生時代に学んだこと+αで勉強し続けないといけないなということです。
自分が関わった患者さんに対して、重篤な不利益を起こしてしまうことはもちろんあってはならないのですが、小さな不利益であっても起こさないことに目線を向けると、やはり実施する行為に対しての知識と周りとの確認などの連携が重要になると感じました。